家全体の印象を大きく変えるリフォームは、理想の住まいを思い描く一方で、かかる費用の予想がつかず、不安を感じるケースも少なくありません。
同じリフォーム工事でも、使う素材や施工場所によって費用は大きく変動します。
今回の記事では、安心してリフォームを進められるよう、施工場所ごとの費用相場や事例を解説します。
また、記事内では理想の生活空間を実現する「リノデュース」ついてもご紹介します。
リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
リフォーム費用の市場動向

国土交通省の調査によると、リフォームにかかる費用は平均154万円、中央値は48万円です。
中央値に比べて平均額が大きく上回っている理由は、全体の多くを占める小規模な改修工事に対し、全面改修や設備更新などの高額案件が一部含まれているためです。
実際の費用水準を把握する際には、平均値だけでなく中央値にも着目する必要があります。
また、リフォームは工事費用だけでは完結せず、家具や家電といった耐久消費財の購入を伴うケースもあります。
これらの支出は平均126万円、中央値50万円とされており、工事費に匹敵する規模の負担となる可能性もあります。
リフォームを計画する際には、工事費と周辺コストの双方を含めて予算を検討しましょう。
出典URL:国土交通省 令和6年度 住宅市場動向調査 ~調査結果の概要(抜粋)~
リフォーム費用の内訳

リフォームにかかる費用は一括りにされやすいですが、実際にはいくつかの要素に分類されます。
ここでは2つにわけて解説します。
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材料費・人件費・諸経費
リフォームの総額は「工事そのものの費用」だけではありません。
施工にかかる費用は大きく以下の3つに分類できます。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 材料費 | キッチン・ユニットバス・トイレなどの設備、フローリング・壁紙・タイルなどの内装材の費用 | グレードやメーカーによって価格差が大きいため、見積もり比較の重要ポイント |
| 施工費(人件費) | 大工・水道業者・電気技師など、職人が作業するための人件費 | 作業時間や人数で計算され、工事の品質を左右する要素 |
| 諸経費 | 現場管理費、会社の利益、交通費、近隣への挨拶や書類作成など | 会社ごとに算出方法が異なるため、見積もりで内容確認が必須 |
施工以外のその他必要経費
リフォームでは、工事そのもの以外にもさまざまな費用が発生します。
特に大規模な工事では、以下の必要経費がかかります。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 設計費 |
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工事費に含まれる業者と別途請求の業者があるため、契約前に必ず確認 |
| 仮住まい・トランクルーム費用 |
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工期が長期になると費用負担が大きくなる |
| 引越し・運送費 | 仮住まいやトランクルームへの荷物の移動に必要な費用 | 家財が多い場合は、事前に複数社から見積もりを取るのが安心 |
| 駐車場代 | 職人や資材搬入の車両を停めるスペースがない場合に発生する費用 | 工事が長期化すると高額になる可能性あり |
| 確認申請手数料 | 増築や大規模改修に必要な「建築確認申請」にかかる費用 | 役所への手数料や専門家への依頼料が含まれる |
| 印紙税 |
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契約時に必ず発生するため、予算に組み込んでおく必要がある |
施工箇所ごとのリフォーム費用相場

代表的なリフォームの費用相場は以下の通りで、施工場所によって異なります。
ここからは、それぞれのケースについてご紹介します。
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玄関 | 10万円~50万円
玄関リフォームは、住まいの第一印象を左右する重要な工事です。
玄関ドアの交換や玄関の内装工事であれば30万円未満で実施できるケースが多く、比較的手軽に取り組めます。
ただし、高性能なドアに交換したり、玄関の間口を広げたりする場合は、30万円以上かかることもあります。
内装工事と壁面収納の設置を同時に行うと、50万円を超えるケースもあるので注意しましょう。
廊下 | 11万円~20万円
廊下のリフォームは、住宅リフォームの中でも比較的費用を抑えやすい場所です。
床材やクロスの張り替え、手すりの設置といった基本的な工事であれば20万円未満で完了します。
天井や壁、床をすべて一新する場合でも、20万円から50万円程度です。
ただし、廊下に収納スペースを造作する場合は追加で費用がかかるため、50万円から100万円程度の余裕をもっておきましょう。
キッチン | 20万円〜100万円
キッチンリフォームは、水回り設備の中でも費用の幅が大きい工事です。
多くの場合はシステムキッチンの交換が中心となりますが、設備のグレードや全体のレイアウト変更によって、費用は大きく変動します。
標準的なシステムキッチンへの交換であれば、概ね100万円以内で施工可能です。
しかし、壁付けキッチンをアイランドキッチンに変更するなど、給排水工事を伴う大規模な改修では、100万円を超えるケースも少なくありません。
浴室 | 50万円〜150万円
浴室リフォームは、工事内容によって費用に差が生まれやすい場所です。
例えば、ユニットバスからユニットバスへの交換であれば、50万円程度から実施可能です。
伝統的な建築工法である「在来工法」からユニットバスへのリフォームでは、解体費用が追加されるため、65万円から150万円程度が相場です。
高機能なユニットバスや人工大理石を使用した浴槽であれば、さらに費用は上昇します。
トイレ | 15万円~30万円
トイレリフォームは、比較的予算を立てやすい工事です。
トイレ本体の交換に加えて内装をリフォームする場合、15万円から20万円程度で施工できます。
洋式便器から洋式便器への交換であれば、ほとんどの場合50万円以内で完了します。
ただし、和式から洋式への変更やトイレ室内の拡張工事では、床や壁の大幅な改修が必要となるため、50万円以上かかるケースも少なくありません。
洗面所 | 20万円〜50万円
洗面所リフォームは、機能性向上と美観改善を同時に実現できる工事です。
一般的な洗面台交換が中心価格帯となり、最低限の機能を備えたシンプルな商品であれば20万円以下での設置も可能です。
高機能な洗面台や造作洗面台を選択する場合や、床材や壁材も同時に交換する場合は50万円程度の予算が必要となります。
階段 | 10万円~50万円
階段リフォームは、安全性向上を目的とした工事が一般的です。
手すりや滑り止めの設置といった安全対策であれば、10万円前後で実施できます。
既存階段の表面材のみを張り替える工事では、30万円から50万円程度が相場です。
階段の幅や勾配を変更する大規模な改修工事では、構造的な変更を伴うため50万円以上の費用がかかります。
和室 | 20万円~50万円
和室リフォームは、伝統的な和の要素を活かしながら、現代的な住環境に適応させる工事です。
畳の交換やクロスの張り替えといったメンテナンスであれば、20万円未満で可能です。
一方、自然素材にこだわった材料を使用したり、収納を造作したりする場合は20万円から50万円程度の費用がかかります。
ほかにも、掘りごたつの設置やリビングの一角に畳スペースを新設する工事では、20万円から60万円程度が相場です。
洋室 | 10万円~80万円
洋室リフォームは、用途や希望する仕様によって費用幅が大きくなります。
既存の和室を洋室に変更する場合、畳をフローリングに替える工事で6畳から8畳程度の部屋であれば9万円から35万円前後で実施できます。
壁と天井をクロスに張り替える工事を追加すると、10万円から20万円程度の費用が加算されます。
さらに、ウォークインクローゼットの設置を含む大規模な洋室リフォームでは、50万円から80万円程度の予算が必要です。
外壁や床 | 30万円〜300万円
外壁や屋根のリフォームは、住宅の外観と耐久性を左右する重要な工事です。
外壁塗装では使用する塗料のグレードによって費用が大きく変動しますが、一般的な塗料であれば100万円から150万円程度です。
高耐久性塗料を選択すると、200万円を超えるケースもあります。
また、屋根工事では塗装であればほとんどの場合、100万円以内で完了します。
ただし、重ね葺きや葺き替えを行う場合は、既存屋根の撤去費用も含めて100万円から300万円程度は予算に余裕を持たせましょう。
フルリフォーム | 600万円〜1500万円
住宅全体を対象とした大規模な改修工事であるフルリフォームでは、新築に近い住環境が実現できます。
間取りの変更や水回り設備の全面更新、内装・外装の刷新などを含む大きな工事になるため、工事規模や選択する設備・材料のグレードに応じて費用は大きく変動します。
築年数の経過した住宅では、構造補強や配管・電気設備の更新が必要になるケースも多く、これらの費用も含めた予算計画が重要です。
リフォーム費用を抑えるポイント

続いては、リフォーム費用を効果的に抑えるポイントを3つにまとめました。
上記のポイントを押さえて、ぜひリフォームを計画的に進めましょう。
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必要度に応じて工事内容を取捨選択する
大規模なリフォームでは、さまざまな要望が次々と出てくるため予算がオーバーしがちです。
しかし、理想の住環境を具体的に描き、重要度の順番を決めておけば、コストコントロールは可能です。
例えば、キッチンを重視するならバスルームは基本仕様にとどめる、施工手間のかかる材料を避けるなどの工夫で、費用は削減できます。
リフォームする場所の優先順位を整理し、施工業者に相談してみてください。
公的な支援制度を積極的に利用する
省エネやバリアフリー、耐震改修を目的としたリフォームでは、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。
さまざまな補助金や支援制度が存在しますが、申請時期や適用条件はそれぞれ異なるため、活用可能な制度がないか早めに確認しましょう。
近年は補助金の効果もあり、二重窓の採用件数が3年間で3.4倍まで増加しています。
工事開始前に申請手続きが必要な制度もあるため、十分な時間的余裕を持って情報を収集して施工業者に相談しましょう。
専門業者に一括して工事を依頼する
複数の箇所をリフォームする場合は、それぞれ異なる業者に依頼するよりも、ひとつの業者にまとめて依頼する方が効率的です。
工程の調整や材料の一括調達によりコストダウンが期待でき、工事期間の短縮にもつながります。
業者選びも費用に大きく影響します。例えば、建築会社には、外壁や屋根など専門分野に強い会社と、リフォーム全体を幅広く手がける会社があります。
フルリフォームなら、総合的に対応できる会社に頼む方が効率的です。
費用を安く抑え理想の生活空間を実現するなら仲介手数料無料の「リノデュース」

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また、東京・埼玉をはじめとした各地域でショールームも定期的に開催しており、実際の施工事例や素材サンプルをご覧いただけます。
専門スタッフが丁寧にご相談に応じますので、お気軽にお越しください。
より詳細な情報は次のリンク先でもご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
リフォーム・リノベーション事例を参考価格とともに紹介

完成イメージをつかむためには、実際の施工事例の確認が欠かせません。
ここでは、上記の事例を写真とともにご紹介します。
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東京都 40平米台 「プライベートスペースを緩やかにつなぐ」


賃貸マンションの建て替えに伴う立ち退きを機に、将来を見据えて住宅購入に踏み切った施主の事例です。
この1LDKのリノベーションでは、機能性重視のワークエリアと、スカイツリーを望む開放的な眺望を活かした設計が特徴です。
各エリアを完全に分離するのではなく、緩やかな連続性を保ちながら、ゆとりある住空間を創出しています。
リビングエリアと寝室エリアの境界部分には、従来の天井レールではなく鴨居スタイルのカーテンレールを採用しました。
開放感を維持しながらも、カーテンで仕切ればプライベートも確保できます。
東京都 60平米台 「素材感を楽しむ」


さまざまな素材をバランス良く組み合わせ、洗練された住空間を実現したリノベーション事例を紹介します。
まず、キッチンのカウンター部分には、モルタル仕上げを採用しています。
モルタルは屋内外を問わず幅広い場面で使用される左官塗材で、グレーを基調とした色合いが他の色彩との調和性に優れた万能素材です。
従来のモルタルは経年によるひび割れが課題でしたが、今回使用した仕上げモルタルには特殊成分を配合し柔軟性を向上させ、保護材の塗布によりひび割れ防止と防水性能の強化を実現しています。
モルタル仕上げの最大の魅力は、職人による美しい左官技術です。
コテによる塗り跡は、使用する道具や押さえ方によって多彩な表情を生み出し、世界に一つだけの仕上がりを作り上げます。
東京都 70平米台「憧れのメゾネットリノベーション」


メゾネットタイプマンションの特性を最大限に活用し、存在感のある階段をLDKの中心に配置したリノベーション事例です。
元々のメゾネット構造という珍しい特徴を活かし、その利点を余すことなく引き出した住空間が完成しました。
階段をオープンにした結果、広がりのあるLDK空間を実現し、無駄のない効率的な空間活用も可能になりました。
マンションでありながら、戸建て住宅のような立体的な居住感覚を味わえる、理想的な住環境となっています。
階段の手すり部分は圧迫感を与えず、むしろ空間全体のデザインアクセントとして機能しています。
さらに、階段上部の2階壁面にはガラスブロックを組み込み、自然光を効果的に取り入れる工夫を施しました。
神奈川県 40平米台 「ブラウンとモノトーン」


「ブラウンとモノトーン」をテーマにしたリフォーム事例をご紹介します。
近年主流となっているシート貼りタイプのドアでは本物の質感が表現できないため、木材本来の風合いが感じられるメーカー製品から、イメージに近いブラウン色を厳選しました。
クローゼット部分には、クラシカルな印象を与えるルーバータイプのドアを採用し、空間のアクセントポイントとして機能させています。
床タイルのグレーとの組み合わせにより、モノトーンを基調としたすっきりとした印象を創出し、ヴィンテージ系の家具を配置した際にも調和が保てる仕様です。
千葉県 70平米台 「さまざまな人が集まる、多趣味が光る家」


昨年5月に結婚式を挙げた新婚夫婦が、将来の家族構成を考慮して住宅購入を検討した事例です。
中古マンションのリノベーションであれば、間取りの自由度が高く選択肢も豊富で、理想の暮らしを予算範囲内で実現できると判断し、今回の方向性を選択しました。
住空間には、バーカウンターやゆとりのあるキッチンなど、夫婦の趣味や嗜好を反映した要素を随所に配置しています。
デザインコンセプトでは自然素材を効果的に取り入れ、暖色系の壁紙と照明計画により、温もりのある落ち着いた居住空間を創出しています。
リフォーム費用に関してよくある質問

最後に、リフォーム費用に関してよく寄せられる質問をまとめました。
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リフォームもローンを組むことはできる?
リフォームにもローンは利用可能です。
リフォームローンには無担保ローンと有担保ローンの2種類があり、それぞれに特徴があります。
無担保ローンは担保が不要で手続きが簡単ですが、借入期間が短く金利が高めに設定されています。
一方、有担保ローンは不動産を担保とするため金利は低めですが、手続きが複雑で時間がかかります。
また、住宅購入と同時にリフォームを行う場合は、リフォーム一体型住宅ローンという選択肢もあります。
代金はいつ支払えばいい?
支払い時期は工事完了後の一括払いがほとんどですが、大きな工事では契約時の着手金と引き渡し後の残金の2回払いも可能です。
大規模な工事では、次の通り支払いが3回に分かれる場合もあります。
- 着手金:工事開始時に支払う
- 中間金:工事が50%完了した時点で支払う
- 残金:工事引き渡し後に支払う
支払い方法は銀行振り込みが一般的ですが、稀にリフォーム担当者に直接現金を手渡す場合もあります。
一括払いや現金払いなどの希望がある場合は、リフォーム担当者にその旨を伝えてみましょう。
追加費用は発生することがある?
工事中に建物の構造的な問題や配管・電気設備の劣化が発覚すると、安全性や機能性の確保のために追加工事が必要になります。
また、施工中にお客様から仕様変更や追加工事の依頼があった場合も、当然ながら追加費用が発生します。
特に築年数の古い建物では、壁や床を解体すると予期せぬ問題が見つかるケースもあるでしょう。
トラブルを避けるためには、契約前に追加費用の発生条件や上限について十分に確認し、可能であれば事前に建物を詳しく調査してください。
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