マンションのリフォームを検討する際に、事前に把握しておくべき項目の一つが「リフォーム費用の目安」です。
ただ、リフォーム費用の目安についてはリフォームの内容や面積、築年数、使用する素材などによって価格は大きく変動する点も踏まえておく必要があります。
本記事では、代表的なリフォームの費用相場に加え、参考になる事例や費用を抑えるためのポイントについても詳しく解説します。
また、記事内では仲介手数料無料で中古マンションの紹介からリノベーションまでワンストップで提供している「リノデュース」についてもご紹介します。
マンションリフォームの費用相場

リフォーム費用は、工事内容(間取り変更・設備交換・内装刷新など)、規模(部分改修・全面改修)、そして対象部位(キッチン・浴室・床・壁など)で大きく変動します。
住宅リフォーム推進協議会が実施した「住宅リフォームに関する消費者・事業者実態調査」によると、リフォームを実施したユーザーが検討段階で設定した予算の平均は約291万円である一方、実際にかかった費用(補助金等を含む)の平均は約434.2万円に上りました。
予算超過の要因として、調査では以下のような理由が上位に挙げられています。
- 予定よりリフォーム箇所が増えた
- 設備をグレードアップした
- 想定外の補修工事(躯体・下地補修など)が発生した
- 減税・補助制度を後から適用できることを知った など
上記の理由で予算を上回ったケースは、実施者全体の中でおよそ29.3%に及んでいます。
マンションリフォームでは、予算の超過を想定して見積もり段階では余裕を持たせておくこと、追加工事のリスクを想定しておくことが重要といえます。
工事箇所別のリフォーム費用の目安

ここでは、以下の代表的な工事箇所別のリフォーム費用の目安を紹介します。
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水回り | 15万円~110万円
水回り(キッチン・浴室・トイレ・洗面所など)は住宅リフォームにおける代表的な改修対象で、工事内容や設備グレード、配管の位置変更・配管更新などの追加作業によって大きく価格が変動します。
主要な水回り設備のリフォーム費用の目安は以下の通りです。
| 設備名 | 費用目安 |
|---|---|
| キッチン | 70万〜110万円 |
| 浴室 | 70万〜100万円 |
| トイレ | 15万〜20万円 |
| 洗面所 | 15万〜20万円 |
| 給湯器 | 15万〜20万円 |
水回りで15万円~110万円となる内訳は、最小規模の便器交換などの簡易改修から、設備交換を含む部分改修クラスが想定範囲となります。
水まわりのリフォーム費用が上下するおもな要因は以下の通りです。
- 設備のグレード・仕様
- 配管・給排水位置の変更
- 既存下地・防水の状態
- タイル・内装の仕上げ
- 工事範囲・併設工事 など
内装 | 40万円~90万円
内装リフォームとは、壁・天井のクロス張り替え、床材の貼り替えや張り替え、間仕切りの撤去・設置、和室→洋室への改装など、建物の躯体に手を加えない範囲で室内の見た目や使い勝手を改善する工事を指します。
主要な内装のリフォーム費用の目安は以下の通りです。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| クロス張替え | 40万〜50万円 |
| フローリングへの張替え | 70万〜90万円 |
| 和室から洋室 | 55万円〜 |
内装のリフォーム費用を上下するおもな要因は以下の通りです。
- 素材・グレード
- 施工範囲・面積
- 間仕切り壁の変更
- 下地・躯体の状態
- 設計・プランの複雑さ など
間取り変更 | 10万円~150万円
間取り変更リフォームとは、部屋の仕切り壁を取り除く・新設する、空間の合成・分割を行うなど、住宅の構造そのものには触れず、居室の使い勝手を変える工事を指します。
マンションでは躯体構造を変更することは制限されるため、おもに間仕切り壁・建具の移設・撤去・設置が対象となります。
間取り変更のリフォーム費用の目安は以下の通りです。
| 内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 壁の新設 | 13万円〜 |
| 間仕切り壁の撤去、補修 | 10万円〜 |
| キッチンの移動 | 42万円〜 |
| 洋室2つをつなげる | 70万円〜 |
| リビングと和室をつなげる | 142万円〜 |
間取り変更のリフォーム費用が上下するおもな要因は以下の通りです。
- 壁材・下地補修の程度
- 工事範囲・複雑さ
- 設備や配管の移設の有無
- 建具・開口部の設計
- 遮音・断熱・防振対策 など
フルリフォーム | 750万円~1300万円
「フルリフォーム」とは、いわゆる全面改装、設備・内装・配管・間取りに至るまで包括的に改修するリフォームを指す場合が多く、その自由度ゆえにコストの振れ幅が非常に大きくなります。
フルリフォームの費用の目安は以下の通りです。
| リフォーム面積 | 費用目安 |
|---|---|
| 60㎡ | 750万〜990万円 |
| 70㎡ | 840万〜1,120万円 |
| 80㎡ | 920万〜1,240万円 |
フルリフォームは対象となる面積に加え、その対象内にどのような施工が含まれるかで金額が大きく変動します。
フルリフォームの費用が上下する要因は以下の通りです。
- 面積
- 仕様・素材のグレード
- 間取り変更内容
- 設備機器の交換・移設
- 下地・躯体の補修
- 施工条件・規約制約 など
マンションリフォームの費用を抑える方法

マンションリフォームの費用を抑える方法は以下の通りです。
ここでは、上記の方法について解説します。
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必要性の高い箇所のみリフォームする
リフォーム費用を抑える上で最も効果的なのが、劣化や不具合が見られる箇所を優先して工事を行う方法です。
マンションの部屋全体を一気にリフォームするのではなく、生活に支障をきたす部分だけを限定的にリフォームすれば、大幅なコストカットが可能になります。
例えば、使用頻度が高く、劣化が目立ちやすいキッチンや浴室、トイレ、給湯器などの水まわり設備は、機能性の低下によって快適性が大きく損なわれるため、優先的にリフォームすべき箇所です。
また、クロスのはがれや床材の浮きなど視覚的に劣化がわかる部分も、暮らしの質に直結するため優先対象に含めるとよいでしょう。
ただし、見た目には問題がない箇所でも内部の配管や下地が劣化しているケースもあります。
事前に建物全体の状態を把握し、後から高額な追加工事が発生しないように現地調査や点検は受けるようにしましょう。
設備のグレードを考慮して選定する
リフォーム費用の中で大きな割合を占めるのが、キッチンや浴室、トイレ、洗面台などの住宅設備で、これらの設備は選ぶグレード(仕様・機能・素材・デザインなど)によって価格が大きく変動します。
例えば、キッチンではスタンダード仕様とハイグレード仕様で数十万円から100万円以上の差が出る場合があります。
また、浴室や洗面台、トイレも同様に最新機能や高級デザインを搭載したモデルは高額になる傾向がある点にも注意が必要です。
「本当に必要な機能や仕様かどうか」を見極めた上での設備の選定が、リフォーム費用を抑えるための重要なポイントになります。
減税制度や補助金制度の活用
マンションを含めたリフォームでは、条件を満たせば国や自治体が用意している減税制度や補助金制度を活用でき、費用負担を軽減できる可能性があります。
おもな減税・補助金制度は以下の通りです。
【減税】
| 制度 | 概要 |
|---|---|
| リフォーム促進税制 | 指定のリフォーム工事を行った場合に、所得税の控除や固定資産税の軽減措置が受けられる |
| 住宅ローン減税 | リフォームのためにローンを組む場合、最大10年間残高の0.7%が所得税から控除される(上限あり) |
ただし、リフォーム促進税制と住宅ローン減税は併用できないため、どちらの制度を活用するかを慎重に検討する必要があります。
【補助金】
| 制度 | 概要 |
|---|---|
| 住宅省エネ2025キャンペーン | 省エネ化を目的としたリフォームに対し、開口部断熱・断熱改修・高効率給湯器への交換などが補助対象となる |
| 先進的窓リノベ2025事業 | 窓・開口部の断熱性能を向上させる改修が補助対象 |
補助金は予算に限りがあるため、早めの申請が大切です。
また、各自治体でも独自の補助金制度を実施している場合があるため、都道府県・市区町村の制度も併せて確認しておくようにしましょう。
相見積もりの実施
複数のリフォーム会社に同条件で見積もりを依頼し、内容や価格を比較する「相見積もり」の実施も、リフォーム費用を抑える方法として有効です。
相見積もりを実施するメリットは以下の通りです。
- 同じ条件で複数の業者から見積もりを取得すれば、価格の相場が明確になる
- 事業者の提案力や対応の質も比較できる
- 他社の見積もりを根拠に価格交渉を行えば、希望の工事をより安く実現できる可能性が高まる など
早い段階から相見積もりを実施し、各社の見積内容を見比べると、希望に合った事業者が見つけやすくなるでしょう。
中古マンション選びからリノベーションで仲介手数料無料の「リノデュース」

中古マンションの購入とリノベーションを同時に検討している方におすすめなのが、中古マンションの仲介からリノベーションまでをワンストップで提供している「リノデュース」です。
リノデュースは、物件探しから設計・施工・アフターサポートまでを一括で依頼できる体制が整っており、仲介手数料も無料です。
また、リノデュースはもともと施工業からスタートした会社であり、現場経験豊富な職人との連携に強みがあります。
デザインだけでなく、見えない部分の施工品質や仕上がりにもこだわり、長く安心して暮らせる空間づくりをサポートしています。
さらに、リノデュースではリノベーション後の暮らしを長く支えるため、最大10年間のアフターサポート制度をご提供します。
設備や内装に関する不具合が発生した場合でも、条件を満たせば修理・点検などの対応を受けられる安心してご依頼いただける体制を整えております。
ぜひリノデュースでのリフォームをご検討ください。
そして、東京・埼玉では実際の施工を行って設立したショールームを運営しており、リノデュースのリフォームに対してイメージしていただける空間となっております。
ぜひお気軽にご来場ください。
併せて動画で施工事例を確認されたい方は、以下のYouTubeをご覧ください。
マンションリフォームの費用相場を知る為の参考事例

ここでは、リノデュースの施工事例のなかから、費用相場の参考となる事例を2つ紹介します。
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フルリノベーションの事例

| 施工箇所 | フルリノベーション |
|---|---|
| 費用 | 1400万円(税込) |
| 間取りの変化 | 施工前:2LDK→リノベ後:2LDK+W |
結婚を機に家探しを始めた施主様夫妻は、理想の住まいを実現するために中古マンションを購入してフルリノベーションをする方法を選択されました。
予算内で立地や広さ、デザインを妥協せず、理想の暮らしを実現できる点が決め手でした。
本リノベでは、以下のようなライフスタイル重視の空間設計が特徴です。
- 広々としたLDKにバーカウンターとタモ材のカウンターを造作し、お酒や食事を楽しめる設計とした
- 写真やアートを飾るギャラリースペースや観葉植物のためのインナーバルコニーを設置
- 無垢フローリング、モルタル、躯体表しなど、自然素材の風合いを活かした温かみのある空間を構築
- シューズインクローゼットやパントリー、ウォークインクローゼットなどを設置
- 可変性の高い多目的スペースで将来性にも備えた
- グレー系の暖色壁紙や調光ダウンライトで落ち着いた雰囲気を演出
今後、多くの来客とともに過ごす温もりある暮らしが展開されることを意図した、施主の想いが詰まった住まいをフルリノベーションにより実現できました。
部分リノベーションの事例

| 施工箇所 | 玄関、居室、キッチン、洗面所 |
|---|---|
| 費用 | 985万円(税込) |
| 間取りの変化 | 施工前:3LDK→リノベ後:2LDK+W |
本事例は、既存の間取りを活かしながら建具・内装・照明などを施主様の好みに合わせて刷新した部分的リノベーションの好例です。
おもなリノベーションのポイントは以下の通りです。
- レイアウトは最小限の変更にとどめつつ、内装や建具をアンティーク調に一新
- 玄関は靴箱を撤去し、アーチ開口付きのウォークインシューズクローゼットを新設
- 一室をワーキングスペースへ転用し、輸入建材の建具や調光・調色機能付き照明を採用
- 寝室は照明とクロスの変更により、落ち着きのある空間にアップデート
- リビングは一部の壁を撤去し、天井をスケルトン化して開放感を演出
- キッチンはクッションフロアとアクセントクロスでアンティーク調に仕上げ、収納力を強化
- 洗面室は既存設備をすべて撤去し、照明・ミラー・カウンターなど細部にこだわったデザインに刷新
本事例は、「全体を壊してつくり直すのではなく、使える部分は活かしながら暮らしに必要な部分だけを洗練させる」方式に特化した結果、施工費を抑えつつも理想の住まいを実現させられたものといえます。
マンションリフォームの注意点

マンションリフォームの注意点はおもに以下の3点です。
ここでは、上記の注意点について解説します。
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共有部はリフォーム不可
マンションには、個人が所有・使用できる「専有部分」と、すべての住人で共有する「共有部分」が存在します。
リフォームが自由にできるのは、あくまで専有部分のみであり、共有部分は原則としてリフォームできません。
共有部分には、以下のような場所や設備などが該当します。
- 共用廊下・階段・エレベーター
- 外壁、屋根、ベランダの手すり
- 窓・サッシ、玄関ドアの外側
- 給排水管、ガス管(共用部分に属するもの)
- 梁・柱・躯体構造の一部 など
上記の共有部分はマンション全体の構造や安全性に関わるため、区分所有法や管理規約でリフォームが制限されています。
また、専有部分であっても、構造や設備の種類によっては制限されるケースもあるため、事前の確認と適切な手続きが大切です。
仮住まいが必要になる場合もある
マンションのリフォームでは、工事内容によっては生活に大きな支障が出るケースがあります。
特に大規模な改修工事を予定している場合、一時的に仮住まいを用意しなければならない可能性がある点には注意が必要です。
仮住まいには費用も手間もかかりますが、工事を安全かつ快適に進めるためには、欠かせない準備の一つといえます。
スムーズなリフォームを実現するためにも、リフォームの初期段階で仮住まいの要否を業者に確認し、必要に応じて早めに住まいの手配やスケジュール調整を行うようにしましょう。
管理組合に事前申請が必要
マンションは複数の住民が共同で生活しており、改修工事が建物全体や他の住民に影響を与える可能性があるため、大半のマンションではリフォーム前に管理組合や理事会への「事前申請」が義務付けられています。
マンションリフォームを円滑に進めるには、管理組合への事前申請を正しく行うことが不可欠です。
工事内容や規模にかかわらず必ず管理規約を確認し、必要な書類を揃えて承認を得てから工事を開始しましょう。
マンションリフォームの費用に関してよくある質問

ここでは、マンションリフォームの費用に関する以下のよくある質問とその回答について紹介します。
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ローンを組むことは可能?
マンションリフォームでもローンを組めます。
実際、多くの金融機関がリフォーム専用のローンを提供しており、目的や条件に応じてさまざまな選択肢があります。
リフォームで利用できるおもなローンは以下の通りです。
| ローン | 概要 |
|---|---|
| リフォームローン(無担保型) | 多くの銀行や信販会社で取り扱っているローンで、住宅の増改築・内装工事・水回りの設備交換などに利用可能 |
| 有担保型リフォームローン | 自宅に担保を設定し、金利が低く借入額や返済期間も長く設定できるタイプのローンです。 |
| 住宅ローン併用型 | 中古マンションを購入してからリフォームする場合は、住宅ローンとリフォーム費用をまとめて借りる「一体型ローン」が利用できる |
上記にあるようにさまざまなローンが提供されていますが、金利・審査条件・返済期間などは商品ごとに異なるため、必ず複数の選択肢を比較して慎重に検討する必要があります。
追加費用は発生する?
マンションリフォームでは、予期せぬ構造的な問題や、施主側の希望変更などが原因で追加費用が発生する可能性があります。
追加費用が発生するおもな理由は以下の通りです。
- 解体後に判明する劣化や損傷
- 施主側の仕様変更や追加注文
- 資材価格や人件費の変動 など
リフォームを依頼する前には事前にリスクを理解し、事前準備や業者との綿密な打ち合わせを行うと、追加費用を最小限に抑えられます。
予備費の設定や契約時の確認を怠らず、余裕を持った資金計画を立てておくと、安心して理想の住まいづくりを進められるでしょう。
マンションリフォーム費用相場を押さえて理想的な生活空間を実現しよう

マンションのリフォームでは、工事の規模や内容によって費用が大きく変動するため、事前に相場を理解し、追加費用や仮住まいの可能性なども想定しておくことが重要です。
また、共有部分の制約や管理組合への事前申請など、マンション特有のルールにも配慮しながら計画を立てる必要があります。
リフォーム費用を抑えるためには、必要最低限のリフォームに絞ったり、設備のグレードを調整したり、補助金や減税制度を活用する施策も効果的です。
そして、複数社から相見積もりを取得して価格と内容を比較検討すれば、コストパフォーマンスの高いリフォームが実現できます。
費用に関する複雑な工程を安心して進めたい方には、中古マンション選びからリノベーションまでを一貫してサポートする「リノデュース」の利用がおすすめです。
リノデュースは、中古マンションの購入とリノベーションを一括でサポートするワンストップサービスを提供しています。
通常であれば発生する不動産会社への仲介手数料が無料のため、その分をリフォーム費用に充てることも可能です。
さらに、リノデュースはモノづくりの現場からスタートした会社ならではの職人クオリティを誇り、設計から施工まで高品質な住空間の実現にこだわっています。
例えば、デザイン性の高い間取り変更や、暮らしにフィットした収納設計なども得意としており、「せっかくリフォームするなら自分たちらしい空間を叶えたい」などのニーズにも柔軟に対応できます。
マンションリフォームは「住まいの再構築」ともいえる重要なライフイベントです。
リノデュースのようなワンストップ型のリノベーション会社を活用すれば、プロのサポートのもとで理想の暮らしをスムーズに実現できます。
リノデュースでは東京・埼玉でショールームも運営しており、リノデュースの施工を体感いただける空間となっております。
ぜひお気軽にご来場ください。