「店舗のリフォームで集客力や作業効率を上げたいけれど、費用が高くてなかなか踏み切れない…」「使える補助金があるなら知りたい」と考えていませんか?
近年は建築資材も高騰しており、坪単価60万円から200万円にもなるリフォーム費用は大きな負担となります。
店舗リフォームは、働きやすい環境づくりや顧客満足度の向上、新規顧客の獲得につながる重要な投資です。
この記事では、店舗リフォームに活用できる5つの補助金・助成金をはじめ、申請を成功させる4つのコツ、そして予算や法律に関する注意点まで詳しく解説します。
この記事を読めば、補助金制度を賢く利用し、コストを抑えながら理想の店舗を実現するための具体的な方法がわかるでしょう。
店舗改装・リフォームでかかる費用相場

店舗のリフォームにかかる費用は、坪単価でおよそ60万円から200万円と幅広く、導入する設備や内装のグレード、店舗の規模や種類によって大きく変動します。
リフォーム費用で特に大きな割合を占めるのが設備費です。
例えば、25坪から30坪程度の一般的な飲食店をフルリフォームする場合、本格的な厨房設備や業務用家具、内装工事を含めると、費用は3000万円から5000万円程度となり、坪単価に換算すると約100万円から200万円に達することがあります。
業務用厨房設備は、冷蔵庫などを含めると500万円を超えることもあります。
一方で、自宅併設の小規模なカフェのように、厨房設備を家庭用キッチンで済ませられる場合は、費用を大幅に抑えることが可能です。
この場合、内装やエントランス周りの外装を含めても、坪単価約60万円程度からリフォームできます。
このように、どのような設備を選ぶかで費用は大きく変わるため、予算に合わせて設備機器のグレードを調整することが効果的なコスト削減につながります。
店舗改装・リフォームで利用できる補助金・助成金5選!

店舗のリフォームには、働きやすい環境づくりや、顧客満足度の向上、新規顧客の獲得といった多くの利点があります。
しかし、建築資材の高騰により、リフォーム費用が課題となっています。
ここでは、店舗のリニューアルや設備導入に活用できる補助金・助成金を5つご紹介します。
これらの情報を参考に、コストを抑えながら理想の店舗を実現してください。
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1. 働き方改革推進支援助成金
| 対象 | 職場環境の改善や労働時間の短縮など、働き方改革に取り組む中小企業・小規模事業者 |
| 補助率 | 原則3/4 |
| 補助額 |
※賃上げを実施した場合、労働者数に応じて助成上限額が加算される。令和7年度には、賃上げ率7%以上の場合、最大360万円の加算が検討されている。 |
働き方改革推進支援助成金は、中小企業や小規模事業者が生産性向上と労働時間削減に取り組むことを支援する制度です。
この助成金は、中小企業における労働時間の設定改善を促進することを目的としています。
助成の対象となる取り組みには、労務管理担当者や従業員への研修、外部専門家によるコンサルティング、労務管理用ソフトウェアや関連機器の導入・更新、労働能率を高める設備や機器の導入・更新などが含まれます。
2. 業務改善助成金
出典:業務改善助成金
| 対象 | 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内である中小企業・小規模事業者 |
| 補助率 | 事業場内最低賃金が1,000円未満の場合は4/5、1,000円以上の場合は3/4 |
| 補助額 | 事業場内最低賃金の引上げ額と、引き上げる労働者の人数に応じて最大600万円 |
業務改善助成金は、事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内である中小企業や小規模事業者を対象に、生産性向上と最低賃金の引き上げを支援する制度です。
具体的には、POSレジなどの生産性向上に役立つ設備投資を行い、事業場内で最も低い賃金を引き上げた場合に、その設備投資にかかった費用の一部が助成されます。
この助成金は、最低賃金の引き上げを促進するための環境整備を目的としており、令和7年度からは、最低賃金額に応じた助成率の区分が見直される予定です。
3. 省力化補助金
出典:省力化補助金
| 対象 | 人手不足の状態にある中小企業 |
| 補助率 | 原則1/2、小規模・再生事業者は2/3の場合もあり |
| 補助額 |
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省力化補助金は、人手不足に悩む中小企業の生産性向上を支援する制度です。
この補助金は、労働力不足を補うロボットやIoTなどの省力化技術の導入費用を援助し、企業の生産性や売上増加、そして従業員の賃上げを後押しすることを目的としています。
2025年度から、補助金の申請方法は「カタログ注文型」と「一般型」の2種類に分かれています。
特に飲食店や美容院などのサービス業では、清掃ロボットや自動精算機、配膳ロボット、券売機などが対象となる「カタログ注文型」が利用しやすくなっています。
4. 小規模事業者持続化補助金
出典:小規模事業者持続化補助金
| 対象 | 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)で従業員5人以下、製造業その他で従業員20人以下の小規模事業者 |
| 補助率 | 原則2/3 |
| 補助額 |
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小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が持続的な経営を目指し、自社の経営状況を見直すために作成する経営計画に基づき、販路開拓や生産性向上に取り組む事業者を支援する制度です。
店舗の改装に関連する経費では、機械装置等の費用や広報費、ウェブサイト関連費、展示会等への出展費用、設備の処分費などが補助の対象となります。
2025年からは申請枠が変わり、「共同・協業型」や「ビジネスコミュニティ型」といった新しい申請類型が設けられました。
5. 中小企業新事業進出補助金
出典:中小企業新事業進出補助金
| 対象 | 成長・拡大に向けて新規事業への挑戦を行う中小企業等 |
| 補助率 | 1/2 |
| 補助額 | 従業員数に応じて2,500万円~7,000万円(大幅賃上げ特例適用時は最大9,000万円) |
中小企業新事業進出補助金は、成長と拡大を目指して新規事業に挑戦する中小企業などを支援する制度で、2024年まで実施されていた事業再構築補助金の後継制度にあたります。
この補助金は、中小企業が新しい分野や収益性の高い事業へ進出する際の設備投資などをサポートします。
支援対象となる経費には、店舗改装費を含む建物費や機械装置・システム構築費、広告宣伝・販売促進費などが含まれており、店舗リフォームにも活用することが可能です。
申請には、付加価値額の向上や賃上げなどを含む3〜5年の事業計画の策定が必要です。
店舗改装・リフォームに使える補助金や助成金申請4つのコツ

店舗リフォームで補助金や助成金を活用すれば、費用負担を大幅に軽減できます。
しかし、申請すれば必ず受け取れるわけではなく、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、補助金・助成金を申請する際の4つのコツをご紹介します。
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1. 施工開始前に申請をする
原則として、ほとんどの補助金や助成金は、交付決定後にリフォーム工事を開始する必要があります。
そのため、すでに契約済み、工事が始まっている、または完了している場合は対象となりません。
リフォーム後に「こんな制度があったのか」と後悔しないためにも、店舗リフォームを検討し始めたら、できるだけ早く利用可能な補助金・助成金がないか確認しておくことが重要です。
2. 公募期間に対して余裕をもって申請準備をする
補助金や助成金は、それぞれ募集期間が設定されていますが、申請額が予算の上限に達した場合、期間内であっても予告なく募集が締め切られることがあります。
特に人気のある補助金は、募集開始から早い段階で締め切られることも少なくありません。
募集が開始されたらすぐに申請できるよう、必要な書類の準備や事業計画の作成などを事前に進めて、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることをおすすめします。
3. 納得のいく事業計画書を作成する
補助金申請では、事業計画書の提出がほぼ必須です。この計画書は、店舗のリフォームによってどのような経営改善が見込めるのかを示す、非常に重要な書類です。
計画書に記載された売上目標などの数値が非現実的であったり、計画の内容が曖昧であったりすると、実現が難しいと判断され、申請が通らないことがあります。
そのため、自社の現状を正確に分析し、リフォームという投資を通じて、どのように生産性を向上させ、事業を成長させていくのかを具体的に説明する、説得力のある計画を作成することが、採択されるための鍵となります。
4. 準備にはプロの力を借りる
補助金の申請手続きは複雑で、多くの書類を準備する必要があります。
書類に不備があると、審査に進めないだけでなく、修正に時間がかかり、申請の機会を逃してしまうかもしれません。
また、店舗のリフォームには、建築基準法や消防法といったさまざまな法規制が関係してきます。
これらの規制を守らないと、補助金の対象外になるだけでなく、店舗の運営そのものに支障が出ることも考えられます。
そのため、補助金申請のサポート経験や、店舗リフォームの実績が豊富な会社に依頼すると安心です。リフォームの補助金申請で困らないために、まずは専門家に相談してみるのがおすすめです。
高い技術力と豊富な実績を兼ね備えるリノベーションのプロ「リノデュース」

リノデュースは、ものづくりから始まった会社ならではの強みとして、経験豊かな職人が多数在籍しており、その高い技術力で高品質なリノベーションを提供します。
お客様の期待を超える理想の住まいづくりが可能です。
豊富な実績があるので、住宅のリフォームやリノベーションでお悩みの際は、ぜひ専門家であるリノデュースにご相談ください。
また、豊富な施工事例はこちらでご覧いただけます。
動画でリノデュースの事例を確認したい方はこちらからご覧ください。
店舗改装・リフォーム申請時の注意点

店舗のリフォームを計画する際には、デザインやレイアウトだけでなく、資金計画や法規制といった重要な注意点があります。
これらを事前に把握しておくことで、スムーズにリフォームを進め、後のトラブルを防ぐことができます。
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リフォーム予算はあらかじめ用意しないといけない
店舗のリフォームで補助金や助成金の活用を検討している場合、まずリフォーム費用は全額自己資金で支払う必要があります。
これは、補助金や助成金が原則としてリフォーム工事完了後、実績報告書を提出してから支給される後払い方式であるためです。そのため、先に補助金を受け取って工事費用に充当することはできません。
したがって、できる限り自己資金を準備しておくようにしましょう。
もし自己資金だけでは不足する場合は、日本政策金融公庫や自治体の融資制度を利用することもできますが、事業計画書の提出や審査が必要になります。
なお、店舗リフォームでは住宅ローンは利用できないため、注意が必要です。
リフォームに関係する法令を守る
店舗のリフォームでは、住宅と同様に建築基準法や消防法などのさまざまな法令を守る必要があります。
特に、飲食店やカフェのような「特殊建築物」にあたる店舗は、内装に燃えにくい素材を使用しなければならないという「内装制限」があります。
その他、避難経路の確保、非常用照明や非常口の標識の設置など、守るべき規則はたくさんあります。
これらの法規制を守らない場合、是正命令が出されるだけでなく、最悪の場合は消防法により店舗の使用禁止や営業停止といった厳しい処分を受けることになります。
そのため、店舗のリフォームを考える際は、関連法規に詳しく、実績のある業者を選ぶことが非常に大切です。
こちらで関連する法令の条文を確認するようにしましょう。
店舗リフォームの補助金に関してよくある質問

ここでは、リフォームにおける補助金・助成金制度について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
ただし、提供された資料は主に住宅リフォームに関する内容であるため、店舗リフォームに適用する際は、各補助金の公募要領を必ずご確認ください。
申請前に受付が終了しても補填はある?
補助金の補填はありません。
どの補助金制度も予算が決まっており、申請額が上限に達すると、募集期間中でも受付が終了することがあります。
申請条件をすべて満たしていても、受付終了後に申請はできません。
工事業者などが補助金の金額を代わりに負担することもないため、補助金を利用したい場合は、早めに準備し、募集が始まったらすぐに申請することが大切です。
内窓を1つだけ付けたいがどの補助金になる?
店舗リフォームに関する直接的な情報は見つからなかったため、参考として住宅リフォームの事例をご紹介します。
例えば、東京都の住宅向け補助金である「既存住宅における省エネ改修促進事業」では、内窓を取り付ける場合に、「一つの部屋にあるすべての窓を改修する」ことが原則となっています。
そのため、部屋に窓が一つしかない場合は補助対象ですが、複数の窓がある部屋で一部の窓だけを改修する場合は対象外となります。
このように、補助金の種類によっては、工事の範囲に関して細かな条件が設定されていることがあります。
店舗リフォームで補助金の利用を検討する際は、工事の範囲や規模といった詳細な要件を、必ず公募要領で確認するようにしましょう。
複数の補助金は併用できる?
補助金の併用は、資金源が異なる場合に可能なことがあります。
例えば、国の補助金と、国からの資金を主な財源としない地方自治体の補助金は、併用が認められる場合があります。
住宅リフォームの例として、国の「先進的窓リノベ事業」と東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」を組み合わせて利用できるケースがあります。
また、店舗リフォームについても同様に考えられます。
複数の補助金利用を検討する際は、それぞれの資金源を確認し、各補助金の事務局や自治体の担当窓口に併用が可能かどうかを直接問い合わせて確認するのがおすすめです。
店舗リフォームの費用を抑えて理想的な店舗空間を実現しよう

この記事では、店舗リフォームをする際の補助金について解説してきました。
店舗リフォームには多額の費用がかかりますが、補助金や助成金を活用することで負担を軽減できます。
ただし、補助金申請には注意すべき点があります。
工事開始前の申請が必須であり、補助金は原則として後払いとなるため、リフォーム費用は一旦自己資金で全額を準備する必要があります。
また、建築基準法や消防法といった関連法令を遵守することも重要です。採択のためには、説得力のある事業計画書を作成することが不可欠です。
これらのポイントを踏まえ、必要に応じて専門家の協力を得ながら計画的に準備を進めることで、コストを抑えつつ理想の店舗を実現できるでしょう。
「リノデュース」では、物件購入からリノベーションまでをワンストップでサポートしており、仲介手数料が無料になるため、費用を抑えることが可能です。
また、施工会社として培ってきた職人品質の素材と技術で、お客様の理想の店舗改修を実現します。
理想の店舗を実現するための豊富なアイデアをカタログでご覧いただけます。
各地でショールームも開催しているので、ぜひ実際の空間をご体感ください。